「今月の1枚」

クリ(ブナ科) Castanea crenata
 6月にクリの雌花を掲載しました。その後同じ雌花を追跡してイガグリになるまで撮影しました。その成長過程を見てみましょう。
写真1 6月1日撮影のクリの雌花
写真2 6月13日撮影。雄花はすっかり落ちました。よく見ると雌花のあるところで花穂が取れて
います。雌花がついていても花穂ごと落ちているものもあります(写真1の一番上の雌花)。雌花
の大きさはそれほど変わりませんが、殻斗(かくと)(ブナ科の種子(どんぐり)の基部を覆う部分
)のとげが少し伸びてきました。
写真3 6月22日撮影。少し大きくなって直径1cmくらい。とげの数は増えてない。触っても痛くない。
写真4 6月28日撮影。 左側の実が落ちてしまいました。写真3では虫の糞のようなものが見え
るので実を落としてしまったのかもしれません。だいぶとげが伸びてきました。
写真5 7月23日撮影。この間、西日本豪雨があり、写真を撮るのを忘れていたらこんなに大きく
なっていました!とげの数が一気に増え、長さも伸びています。
写真6 8月1日撮影。
 
写真7 8月1日撮影。地面を見ると青い実がたくさん落ちています。すべての実を熟させると栄養
がいきわたらないため、で自ら途中間引きをするためと考えられます。
写真8 8月22日撮影。ついに追跡していたイガグリも落ちてしまいました。これは別のイガグリです。
写真9 9月12日撮影。少し横に膨らんだ感じがします。とげの向いている方向が複雑になってき
ました。もう少しでクリが食べられます。
 

(写真・文:酒井敦 四国支所構内で撮影)
 

(No.278 2018.9.18 掲載)
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