「今月の1枚」

ナミルリモンハナバチ(ミツバチ科) Thyreus decorus
写真 10月30日撮影のナミルリモンハナバチ
 国内では本州、四国、九州に分布する草原性のハチで、林縁や疎林などにも生息します。
 成虫は9月から11月ごろに見られます。体長は12mm程度で、和名を漢字で表記すると並瑠璃紋
花蜂となります。名前の通り、美しい青い模様があり、ブルービーとも呼ばれますが、生息地となる
草地が減少しているため、あまり見かけることがありません。そのため、「幸せを呼ぶ青いハチ」と
称されることがあります。環境省の2012年8月の第4次レッドリストにはDD(情報不足)として掲載さ
れています。
 コシブトハナバチ類やケブカハナバチ類の巣に産卵して、幼虫はその巣に蓄えられた花粉を横取
りして食べて育ちます。このように、他種の労働を搾取する形の行動を取ることを労働寄生といい
ます。

(写真:酒井敦、文:佐藤重穂 森林総合研究所四国支所(高知市朝倉西町)にて撮影)
 

(No.279 2018.11.1 掲載)
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