「今月の1枚」
タマムシ(ヤマトタマムシ)Chrysochroa fulgidissima タマムシ科
タマムシと言えば鮮やかに光り輝くこの虫を指すことが多いが,日本にはタマムシの仲間が約200種類あるため,本種を特にヤマトタマムシと呼ぶ場合がある.法隆寺にある国宝・玉虫厨子は本種の翅鞘が使われていることでも有名で,玉とは宝石のことを指していることからも,古代より珍重されてきたことをうかがえる.成虫は真夏の日差しの強い昼中に活発に活動し,エノキ等の広葉樹の梢の上を飛翔しているものがしばしば観察される.幼虫はエノキやサクラなどの枯死木内で生活し,成虫になるまで2〜3年かかる.
(文章・写真:松本剛史 四国支所構内 エノキ葉上にて2005.6.19撮影)
(No.123 2005.7.11 掲載)
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