マツノマダラカミキリについての質問


次の質問では松くい虫をマツノマダラカミキリの意味で使っています。

Q1: 松くい虫(マツノマダラカミキリ)はいつ頃動きだすのですか?

Q2: 松くい虫(マツノマダラカミキリ)はどうやって松をみつけるんですか?

Q3: 松くい虫(マツノマダラカミキリ)はなぜ松を食べるんですか?

マツノマダラカミキリ


マツノマダラカミキリの一生
 マツノマダラカミキリは体長が18〜8mmでこげ茶色のカミキリムシです。昔からいるマツノマダラカミキリは,弱ったマツの樹皮に卵を産んで,幼虫はマツの幹や枝の中で,内樹皮(かたい樹皮の下の甘皮)を食べて育ちます。さなぎになるのも幹の中で,6月頃にさなぎから成虫になり,樹皮にあなを開けて出てきます。カミキリの成虫になってからは,元気の良い若枝の皮をかじって食べます。しかし,それで木を枯らすことはありません。
マツノマダラカミキリの生活史
           マツノマダラカミキリの暮らし

 ⇒ マツノザイセンチュウがいるときは


 
A1: マツノマダラカミキリが成虫になってマツの木から出てくるのが5月末から7月頃です。
  そうして,元気の良いマツの若い枝をかじって栄養をとります。この時をねらって,マツの枝に薬をまくとカミキリが増えるのを防ぐことができます。
 
A2: くわしくはわかりませんが,マツの木から出る匂いで元気なマツと枯れたマツを見つけているようです。
 マツノマダラカミキリはお腹がすくと元気の良いマツを見つけて,若い枝をかじって栄養をとります。成虫になった後で食べるから,後食(こうしょく)といいます。そして,弱ったマツを見つけて卵を産みます。もし,まちがって元気の良いマツに卵を産みつけると,マツの木からヤニが出てきて卵を包み,卵は死んでしまいます。

=> マツから出るにおい
 

A3: どの昆虫も食べる植物の種類が決まっています。
 そして,食べるものと食べられるものの関係が何千年もの永い間にできてくるので,どちらか片方だけが増えすぎたり,いなくなったりしないようになっています。アメリカのマツにはマツノザイセンチュウが入っても抵抗力があるので,マツノザイセンチュウで枯れるマツはほんの少しです。でも,日本のマツには抵抗力がないのでマツノザイセンチュウによって簡単に枯れてしまいます。

マツから出るにおい
 α−ピネン マツがもともと持っている匂いのもと
 エタノール 枯れたマツから出る匂い

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