はじめに
                                      森林総合研究所四国支所 酒井敦
                                      

★このサイトでは植物の芽ばえ写真を掲載しています。野外調査や自然観察にお役に立てれば幸いです。

★このサイトは森林の土壌に含まれる埋土種子の調査をする過程で生まれました。埋土種子とは土の中で発芽能力を保持したまま埋もれている種子のことです。ものによっては、何十年も土の中で発芽能力を保持するものもあります。

★埋土種子の組成を推定するために、土壌サンプルを日なたにさらし、発芽してくる芽ばえを数えます。ここで掲載している写真は、芽ばえを同定(種名を決めること)するために撮ったものです。土壌は主に高知県の人工林から持ってきました。→埋土種子組成の調べ方

 
(写真左)森林土壌をプランターに入れて並べてあるところ。直射日光を避けるため寒冷紗を掛けてある。
(写真右)芽ばえのひとつひとつに標識用のハタをたてているところ。

★埋土種子由来の芽ばえ以外に、果実を採取して土中にひと冬埋めて、翌春植木鉢にまいて発芽させた芽ばえもあります。また、野外で自然に発芽した芽ばえを直接写したものもあります。これらは発芽後の日数が明らかでありません。

★写真の中で置いてあるスケールはひと目盛り1mmです。また、芽ばえの識別のため置いてあるつま楊枝は太さが約2mmです。芽ばえの大きさの目安にして下さい。

★植物の学名や掲載順は「日本の野生植物(木本、草本)、平凡社」に従いました。

★個人で利用する以外の、画像の複製・無断引用はお断りいたします。

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