2017年8月25日 更新

写真集 - 植物に残るニホンジカの食痕 -



--- ニホンジカの食痕から再造林地における被害の危険度を判定しましょう ---



ニホンジカが生息する地域で苗木を植えるには対策が不可欠です。
森林総合研究所四国支所では、シカ防護柵(ネット)の設置を前提として、
シカ被害の危険度に応じた再造林地の管理方法をご検討いただけるように
作業手順を下記のパンフレットにとりまとめました。

このパンフレットでご紹介している方法は、再造林を予定している場所の周辺で
シカの食痕がある(シカに食べられた)植物の種数を数えることによって、
防護柵を設置した後に入念な保守・管理が必要になるほどシカが生息しているかを
判定しようというものです。
その際、日当たりのよい場所でシカの食痕が残る植物を見つけることが必要になります。

このページでは、作業手順において大切になるニホンジカの食痕を
さまざまな植物について写真でご紹介しています。


「ニホンジカ生息地における被害危険度の判定」パンフレット PDFダウンロード



こんな場所で探しましょう

こんなところでニホンジカの食痕を探します。
日当たりのよい林道脇などでススキの茂った場所です。



(撮影 深田英久)

その他の場所の例


ニホンジカによる食痕

ニホンジカには上の前歯がなく、平らな固い歯茎(歯床板)になっています。
下の前歯と上の歯茎で植物の葉や茎を挟んで噛みちぎります。
そのため食痕の断面は鋭利ではなく、断面から繊維が少し突き出して
残ることがあります。(突き出した繊維)

写真にマウスポインタをのせると、食べられた部分を示す赤い矢印が表示されます。

イタドリ


そのほかの草本

ヤマアジサイ


そのほかの低木

タラノキ


そのほかの高木・亜高木


こちらはノウサギによる食痕

刃物で斜めに切ったような切り口が特徴です。
切られた先の部分が食べられずにそばに落ちていることがあります。

ノウサギに切られたスギの苗木


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